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サルサという踊りで伝えたいこと
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     サルサという踊りについて、僕のスタジオでやっていることや考え方というものについて、きっちりとお伝えしたことがほとんどなかったので、ここでお伝えしたいと思います。

     世界には色々なサルサがあります。音楽も、サルサというひとくくりのジャンル分けされてはいますが、NY,プエルトリコ、キューバ、コロンビア、メキシコ、その他いろいろと特色を持った音楽が存在します。それぞれの地域の音楽は各々の特色を持ってはいますが、基本クラーベがあり、ピアノ、ベース、打楽器、ホーンといった構成は変わりません。そこにバイオリンが入ったり、ギターやトレスがはいったりとバリエーションがあります。(ざくっとちょっと乱暴に言っていますが)リズムも、グァラチャ、マンボ、ソン、ソンモントゥーノ、ダンゾン、グァヒーラ、ボンバ、プレーナなど色々あってそれらをミックスさせてサルサという音楽が成っています。

     踊りも、地域で特色があり、踊り方やテクニックも様々です。NY,on1,on2,ballroom mambo、PertoRico,cuba,Colombia,Mexicoなど色々なスタイルがありますが、基本4ビート2小節を3つ3つでステップすることはどこでも変わりません。スタイルや表現方法が各々特色があるだけです。なので、on1の曲やon2の曲などというものも存在しません。勿論その曲の持つ雰囲気やリズムでどのステップの方が気持ちよく踊れるというのはありますが。

     その中で、僕のスタジオではNY on2をお伝えしています。スタジオ名にもなっているラ クラーベとは基本ということで、その通り基本テクニックを非常に重視しています。それが身につけば、どんなスタイルであろうと、基本的な部分では踊ることができるからです。応用クラスでは、世界のトップのテクニックをお伝えしています。ですが、このテクニックも基本がしっかりしていてこそのテクニックです。

     クラスでは、テクニック中心で教えることが多いですが、それらはすべて、僕のスタジオにおいてはサルサというコミュニケーションを学んでいただく為です。愛のあるコミュニケーションをする為に色々なテクニックをお伝えしています。愛のあるコミュニケーションということは、相手を非難したり、責めたりすることではなく、やさしさと寛容をもって踊ると言うことです。リードが悪いとか、フォローが悪いとか言って相手のせいにする人が世の中にはいるようですが、僕のスタジオではそういう考えは捨てていただきたいと思います。単純にお互いコミュニケーションのレベルが、未熟なだけです。

     スタジオでお伝えしているサルサは、ボディーコミュニケーションとしてのサルサです。コミュニケーションを上手く円滑にとるために、必要なテクニックを学んでいただければと思っています。クラスの前半でやっているステップワーク(シャインといいますが)は、身体をコントロールすることとバランスを鍛え、リズム感を養うのにとても役立ちます。シャインは、音楽を表現するために作られたものだからです。後半で行っているペアワーク(パートナーワークまたはターンパターンとも言います)は、ボディコミュニケーションをとるためのものです。ペア・パートナーでワークする、つまり二人で楽しみを作っていきましょうということです。世の中にはこのパートナーワークのことを技をかけるという人も多いですが、僕のスタジオではその言葉は使いません。ペアワーク・パートナーワークあるいはターンパターンといいます。高次の意味でターンパターンの中に”技”と呼べるテクニックは存在しますが、あくまでパターンつまり型です。型を学んでお互いに高めあっていきましょうという意味合いのものです。リードとは、相手を美しく楽しく踊れるようにいざなうことです。フォローとは、相手に素直についていくことです(もう一つ意味もありますが)。いざなうためにも、素直についていく為にも、テクニックが必要です。そのテクニックとは感じて自分の身体をコントロールすることです。リーダーもフォロワーも感じることがすごく大切です。その感じ方を体得していただく為にレッスンでいろんなパターンをしています。なので、リーダーがフォロワーに何かをさせるわけではありません。サルサとは(少なくとも僕がお伝えしているNYOn2では)お互いに相手を綺麗にあるいはかっこよく見せれるよう、お互いのために踊るものです。なので、この技がかかるかかからないかなどというのは、僕のお伝えするサルサにおいては論外です。ペアダンスとは、50:50で踊るものです。テクニック的にはリード70:フォロー30位になることはありますが、リード100はありえません。またペアダンスという性格上テクニック的にフォローがリードを上回ることもありません。(気持ちの上ではいくらでもありますが)勿論、お伝えしたテクニックをどう使おうとどう言おうと学んだ方の自由ですが、考え方が違うと結果が違います。

     始めたばかりの人ができないのは当然です。身体を動かした経験の無い人が踊ろうとすると、ある程度感覚がわかってできるようになるのは時間がかかります。できないことを責めるのではなく、できないことも含めて楽しんでもらうといいです。いくら説明されて頭でわかったつもりに成っても、体はすぐには動きません。ある程度の時間がかかります。できないことを責めてもできないことはできないですから。これは経験者が、学び始めた人に対する態度でもあります。いくら説明しても体得するまではできないし、それには時間がかかるので、寛容が必要です。(勿論半年以上たっても同じことができないことは別の問題がありますが)レッスンとは、同じ事を繰り返し身体の中に入れ込む事です。できないことができるようになっていくためにレッスンが必要なのです。基本というのはそういうことです。できないことができるようになっていくのはとっても楽しいです。(楽しくない人もいますが、それは別の問題です)サルサにはこれをやってはだめというルールはほとんど存在しません。ただ、こうした方がいいというのは、絶対的にあります。その部分を伝えているので、できないからダメということはありません。できるようになるためにどうするかがあるだけです。今できないということは、できるようになる可能性が一杯あるということです。

     世の中にはいろんな考え方でやってらっしゃる方がいます。僕がお伝えしたいサルサはボディコミュニケーションです。身体で感じあえるのはとても楽しいと思います。楽しみ方は人それぞれです。楽しかったらなんでもいいという人もいます。僕はコミュニケーションのレベルが上がれば上がるほど楽しいと思っているので、学びに来てくれている人が最高の楽しみを得たいと思ったときにそれができるテクニックをお伝えしています。どこまで受け取るかはその人次第です。レベルが上がる=上手くなる=楽しさが増える。ですが、”上手くなる”と”楽しむ”は通常イコールではありません。それをイコールにできる人は、とても上手くなるし楽しくなります。例えば、3コードをギターで弾けるようになって、合奏できるようになったのがとても楽しいという楽しみ方もできるし、複雑なリズムとテンションコードでいろんな音楽が奏でられるようになる楽しみもあります。でもどんなテクニックを身につけても、一番大切なのはお互いへのリスペクトや思いやり、やさしさと感謝です。テクニックが上がれば上がるほどこのメンタルはとても重要です。

     以上まだまだ文章ではお伝えしきれないですが、上記の事をご理解いただいてレッスンに来ていただければと思います。また、初心者の方は何のことかわからないとは思いますが、ちらっと頭の片隅に入れておいてくれるといいです。

     
    | mambomachine | サルサ・ダンス | comments(2) | trackbacks(0) | - |
    Comment
    2015/05/29 3:39 PM posted by: miwako nagashima franchi
    尾崎先生、いつもお世話になっております。
    若い時にはすぐ出来ていた事が年齢を重ねた今、自分が思う程カラダはついてこず...レッスン中はもどかしさと悔しさと、そして楽しさ!が入り交じる現実。今日頂いた素晴らしいメッセージに励まされ『頑張って続けよう!』と。人としても成長し続ける事が出来るサルサ〜Thank you!! MIKO
    2015/05/29 4:04 PM posted by: mamboman
    コメントありがとうございます。頑張りすぎず頑張るのが、続けるコツでもあり上手くなるコツでも有ります。出来ないことを楽しみましょう(^^)
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